大学や公的機関等のアカデミアにおいて、その医療系研究成果を社会実装する際の手段として、スタートアップの重要性はますます高まっています。一方、その実現には、研究開発戦略の策定、事業をリードしていく人材の発掘・育成、事業計画の立案など、医療系スタートアップの起業にかかる多面的・専門的な伴走支援が必要です。
2024年10月に国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が開始する「大学発医療系スタートアップ支援プログラム」は、橋渡し研究支援機関から選定された4機関に医療系スタートアップ支援拠点を設置して前述の支援を包括的に提供することで、大学等の優れた研究シーズを活用した革新的な医薬品・医療機器等の実用化を推進するものです。
慶應義塾は、本事業における拠点の1つとして採択されました。
本事業下では、慶應義塾大学病院 臨床研究推進センターがこれまでに培った橋渡し研究支援のノウハウ、イノベーション推進本部が有するスタートアップ支援機能、医学部における健康医療ベンチャー大賞などの医療イノベーション推進への取り組みを活用しつつ、医療系スタートアップの創出と成長を強力に支援します。また、慶應ビジネス・スクールやCRIK信濃町などの慶應義塾が持つ特色を活かしつつ、慶應イノベーション・イニシアティブを始めとするベンチャーキャピタルや多様な協力機関・専門家、他の支援拠点とも連携し、医療系スタートアップを継続的に支援できる体制を構築します。
本事業を通じて、慶應義塾を含む、全国のアカデミアからの優れた研究成果の実用化を加速させ、日本発の革新的な医薬品・医療機器等の創出に貢献していきます。
1) 文部科学省 報道発表
「大学発医療系スタートアップ支援プログラム」の医療系スタートアップ支援拠点の決定について
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2024/1415183_00002.html
2) AMEDプレスリリース
「令和6年度橋渡し研究プログラム(大学発医療系スタートアップ支援プログラム)における医療系スタートアップ支援拠点の採択について」
https://www.amed.go.jp/news/release_20240924.html
(別添1)
https://www.amed.go.jp/content/000131817.pdf
(別添2)
https://www.amed.go.jp/content/000131818.pdf