2月20日(金)、英国科学誌『Nature』編集長のマグダレーナ・スキッパー博士、学術出版社シュプリンガー・ネイチャー・ジャパンの浦上裕光ディレクターおよび大場郁子コマーシャルディレクターが、CRIK信濃町(慶應義塾大学信濃町リサーチ&インキュベーションセンター)を訪問しました。
まず、伊藤公平塾長より、慶應義塾大学病院が2018年に採択された内閣府戦略的イノベーション創造プログラム「AIホスピタルによる高度診断・治療システム」の取り組みから、「AI-Native University(AIキャンパス構想)」の実現を目指し、現在本学が推進している教育、研究、社会実装、倫理など幅広い施策(OpenAI社との包括連携覚書(MoU)締結など)にいたるまで、全塾をあげて展開している様々なAIプロジェクトが紹介されました。そして、多様な学問領域の学生たちがAIを自在に扱える教育体制の確立、最先端の研究設備やデジタル環境を基盤にした学際的研究の可能性、その成果を通じた社会課題の解決をめぐって、スキッパー博士と意見交換を行いました。

マグダレーナ・スキッパー博士(『Nature』編集長)

伊藤公平慶應義塾長

意見交換の様子
続いて、スキッパー博士らは、新堂信昭イノベーション推進本部 本部長の案内によりCRIK信濃町の施設内を視察し、本学のインキュベーション施設の活動やイノベーション創出の体制の説明に熱心に耳を傾けました。さらに、坪田ラボ、グレースイメージング、サリバテックといったCRIK信濃町に現在入居中のスタートアップ企業によるショートプレゼンテーションが行われました。医療・ヘルスケアの研究を活用してどのように社会を先導していくか、活発な議論が展開されました。

CRIK信濃町の視察

CRIK信濃町に入居中のスタートアップ企業によるショートプレゼンテーション
最後に、スキッパー博士らは、伊藤塾長、斎木敏治研究担当常任理事とともに、世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)の拠点であるBio2Q(ヒト生物学-微生物叢-量子計算研究センター)の研究者と意見交換を行いました。佐藤俊朗医学研究科委員長、オルテア・サンペトラWPI-Bio2Q事務部門長、石垣和慶特任教授、柚﨑通介特任教授、ニレゴダ・ナディナス特任教授、ビヒー・ スコット特任教授といったWPI-Bio2QのPI研究者が進めている最先端の研究内容についてディスカッションを行い、今後の研究の更なる進捗に向けて有意義な話し合いを実施しました。

記念写真
※ CRIK信濃町は「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の支援のもと、運営されているインキュベーション施設です。
CRIK信濃町: https://crik.keio.ac.jp/
WPI-Bio2Q: https://bio2q.keio.ac.jp/ja/
撮影:竹松 明季
▼慶應義塾WEBサイト
英国科学誌『Nature』編集長 マグダレーナ・スキッパー博士がCRIK信濃町を訪問
https://www.keio.ac.jp/ja/news/2026/2/26/27-172893/