学校法人慶應義塾が、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(代表取締役社長:植田浩輔、以下、「東大IPC」)ならびに国内13大学と共催する起業支援プログラム「1stRound」の第10回支援先に、本学に関連する4チームが採択されました。慶應義塾は、2023年に本プログラムの共催大学として参画し、第9回から初めて慶應義塾大学に関連するチームが応募できるようになりました。
今回、本学から選ばれたのは、理工学部 牧英之教授のチームと、フェルメクテス株式会社(代表取締役:大橋由明)、nook 株式会社(代表取締役 CEO:熊澤龍生)、One Genomics, Inc. ( Co-Founder CEO:Diana Luan )の3社です
その中でも、牧英之教授のチームは、本学の研究成果を事業化するために、イノベーション推進本部スタートアップ部門による慶應スタートアップインキュベーションプログラム(KSIP)を通して、客員起業家の選出とチームビルディングなど各種の伴走支援を受けながら、各技術の社会実装に向けた活動を進めています。1stRoundからは、株式対価のない活動資金や経営リソース等の支援を受け、支援期間の6ヶ月間でコーポレートパートナーとの協業・実証実験や最初の資金調達を検討していきます。
【牧英之教授のコメント】
慶應義塾大学の研究成果に基づくスタートアップとして、1stRoundプログラムに採択され、大変光栄に思います。私たちの事業では、革新的なグラフェン技術を用いたデバイス開発や赤外分析、センシング、情報通信等へのデバイス応用を進めています。
本プロジェクトはグラフェン光源デバイスの世界最速の社会実装を目指すものであり、本学イノベーション推進本部スタートアップ部門のほか、客員起業家や投資家、各業界の関係者様からの多大なる支援と協力を得て推進しています。今回の1stRoundで支援いただける機会を大切に、我々の技術/事業精度を高め、研究成果を実社会へと還元していく所存です。多くの方々のご支援と期待に応えられるよう、チーム一同、一層の努力を重ねて参ります。
第10回1stRound採択チームのプレスリリースは以下をご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000127.000025017.html
<1stRoundについて>
「1stRound」は、大学に関連する優れた技術や着想の事業化、社会実装を支援する国内最大規模の大学横断型起業支援プログラムです。採択後はハンズオン支援および各社最大1,000万円の活動資金の提供に加え、コーポレートパートナーとの協業機会の創出にも注力しています。その他、経営人材の育成・発掘、事業連携等のネットワークを共有することで大学の垣根を超えたベンチャー創出および育成を目指しています。学校法人慶應義塾は、2023年に同プログラムの共催大学として参画しました。
本プログラムは1年に2回実施しており、 第11回「1stRound」公募を4月15日より開始します(応募締切:6月3日)。
詳細は1stRoundのウェブサイトをご覧ください。
https://www.1stround.jp/