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国内最大規模の起業支援プログラム「1stRound」(第9回)に慶應義塾大学のチームが採択されました

学校法人慶應義塾が、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(本社:東京都文京区本郷、代表取締役社長 植田浩輔、以下、「東大IPC」)ならびに国内12大学と共催する起業支援プログラム「1stRound」の第9回支援先に、本学の研究成果の社会実装を目指す2チームが採択されました。慶應義塾は、2023年に本プログラムの共催大学として参画し、第9回から初めて慶應義塾大学に関連するチームが応募できるようになりました。今回選ばれたのは、宮本佳明准教授(環境情報学部)のチームと、田中浩也教授(環境情報学部)と松岡康友特任准教授(政策・メディア研究科)のチームです。

両チームは共に、本学の研究成果を事業化するために、イノベーション推進本部スタートアップ部門による客員起業家の選出とチームビルディング、創業融資や助成金などの資金獲得、法人登記や口座開設などの手続き等の各種の伴走支援を受けながらスタートアップを設立し、各技術の社会実装に向けた活動を進めています。1stRoundからは、株式対価のない活動資金や経営リソース等の支援を受け、支援期間の6ヶ月間でコーポレートパートナーとの協業・実証実験や最初の資金調達を検討していきます。

【宮本佳明准教授のコメント】

宮本佳明准教授(BlueWX株式会社 創業者)

慶應義塾大学とANAグループの産学連携による共同研究の成果を事業化するにあたり、1stRoundに採択され大変嬉しく思います。起業までの道のりを支援いただいてきたイノベーション推進本部スタートアップ部門その他学内関係者の皆様にも感謝申し上げます。これまで研究のみを行ってきた私にとっては、わからないことばかりで、様々な方からご支援をいただき進めることができています。今回いただいた機会を大切にして、研究成果の社会実装を実現できるよう取り組んで参りたいと思います。

【田中浩也教授・松岡康友特任准教授のコメント】

田中浩也教授・松岡康友特任准教授(株式会社Digital Archi 共同創業者)

創業間もないスタートアップにとって、事業を立ち上げるという高いハードルを越えてゆくためには、多くの方々からの支援が不可欠です。1stRoundは資金面のみならず大企業との協業の機会が得られるなど多様な支援を得られる、とてもスタートアップ・ファーストなインキュベーションプログラムだと感じています。これまで慶應義塾大学が国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)のCOIとCOI-NEXT プロジェクトで研究開発してきた技術をもとに、イノベーション推進本部スタートアップ部門の支援を受けながら新会社を創業いたしました。我々のスタートアップには既にたくさんの人の期待・思い・願いが寄せられていることを改めて認識しています。感謝と初心を忘れることなく、この度の本採択を励みにますます事業を加速してまいります。

採択チームの詳細については、SFC研究所のニュースリリースをご覧ください。
https://www.kri.sfc.keio.ac.jp/ja/news/1stround_20231011/

第9回1stRound採択チームのプレスリリースは以下をご覧ください。
https://www.utokyo-ipc.co.jp/news/2023/10/1stround_9th/

<1stRoundについて>
「1stRound」は、大学に関連する優れた技術や着想の事業化、社会実装を支援する国内最大規模の大学横断型起業支援プログラムです。採択後はハンズオン支援および各社最大1,000万円の活動資金の提供に加え、コーポレートパートナーとの協業機会の創出にも注力しています。その他、経営人材の育成・発掘、事業連携等のネットワークを共有することで大学の垣根を超えたベンチャー創出および育成を目指しています。学校法人慶應義塾は、2023年に同プログラムの共催大学として参画しました。

現在、第10回1stRoundエントリーを募集しています。
詳細は1stRoundのウェブサイトをご覧ください。
https://www.1stround.jp/

 

 

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