成長産業支援事業を推進するフォースタートアップス株式会社と慶應義塾大学の設置法人である慶應義塾は、2023年5月に連携協定を締結しました。
本連携を通じて、大学内でのスタートアップ理解やアントレプレナーシップ意識の浸透、データ活用によるスタートアップ支援活動の高質化や効率化の検討などを行います。これにより、両者はアカデミア起点のイノベーション創出促進のロールモデル構築を目指し、日本の成長産業創出に貢献いたします。
慶應義塾大学は、2022年3月にスタートアップ部門を本格始動し、現在は6名の実務家教員を揃え、大学発スタートアップの創出・成長を通じた研究・教育成果の社会実装を推進しています。2022年12月には慶應義塾大学関連スタートアップ制度や、慶應版客員起業家(EIR)制度の導入を発表しました。しかしながら、大学内でのアントレプレナーシップ意識の浸透をはじめとする環境整備、さらには支援対象となるスタートアップの把握や資金調達活動などのデータの収集の一層の充実を必要としており、スタートアップ支援活動の効率化と支援環境基盤の強化が課題となっています。
フォースタートアップスは「for Startups」というビジョンのもと、成長産業支援事業を推進しています。以前より日本ベンチャー学会への入会や大学との共同研究など、アカデミアとの取り組みを行っており、より踏み込んだ連携の形を模索しておりました。
これらの課題解決に連携して取り組むため、フォースタートアップスと慶應義塾は連携協定を締結いたしました。フォースタートアップスが提供する国内最大級の成長産業領域に特化した情報プラットフォーム「STARTUP DB(スタートアップデータベース)」を中心とした、以下の取り組みを行います。
1. 「STARTUP DB」のアカウントを慶應義塾大学の学生や教職員に付与し、スタートアップ企業やVC/CVCをはじめとしたスタートアップ・エコシステムに関する情報へのアクセスを提供します。これにより、スタートアップやイノベーションをより身近に感じられる学内環境を整備するとともにアントレプレナーシップへの意識向上を促進します。
慶應義塾の学生や教職員の方は以下よりご登録可能です。
登録URL:https://forms.gle/wJYPJYRe2rCz7ZtU9
2. スタートアップ支援活動におけるデータ管理や分析における「STARTUP DB」の活用に共同で取り組みます。情報プラットフォームの構築や運営の実績を持つフォースタートアップスとの連携により、慶應義塾大学におけるスタートアップ関連データの収集や分析、支援活動の高質化や効率化を実現します。
3. 慶應義塾大学におけるスタートアップ支援の取り組みの「STARTUP DB MAGAZINE」での掲載、起業やスタートアップに関する学内セミナーの実施などアントレプレナーシップや起業支援活動の認知向上への取り組みを共同で行います。
詳細は以下をご覧ください。