Intellectual Property
知的資産部門
知的資産部門は、慶應義塾の研究成果による知的財産の創出のための啓発教育活動及び支援、創出された知的財産の適切な権利化、維持管理および活用(技術移転)を行って、オープンイノベーション部門及びスタートアップ部門と協働して、研究成果の社会実装を図るとともに、知的財産としての価値の最大化を図っていきます。
Member
メンバー
米澤 敦夫
部門長・特任教授
米澤 敦夫
部門長・特任教授
アステラス製薬株式会社創薬部門で研究者として複数の開発候補品創出に貢献後、抗体医薬創薬部門の研究室長。その後、知的財産部門でバイオ系特許を担当するグループリーダー兼室長。上記製薬企業にてライセンス業務にも従事。株式会社リコーのバイオメディカル事業開発室長、筑波大学国際産学連携本部技術移転マネージャーを経て、2024年6月より現職。大学のシーズ、知財等を基にそれらの社会実装と価値最大化に貢献したいと考えている。博士(薬学)、薬剤師。京都大学大学院薬学研究科博士課程修了。
塩見 篤史
副部門長・特任教授
塩見 篤史
副部門長・特任教授
特許庁入庁後、化学分野を中心に審査・審判を担当するとともに、知財活用促進に向けた様々なサービス提供や制度改善、並びに知財に関する国際交渉に従事し、その後、世界知的所有権機関でのPCT法務に従事した。また、経産省及び日本医療研究開発機構において、国の研究開発プロジェクトの企画運営や知的財産マネジメントに関する運用ガイドラインの策定、並びに知財戦略策定支援等を通じて、研究成果の実用化に貢献した。特許庁の審判長を経て、2024年7月より現職。大阪大学大学院工学研究科修士課程修了。
石丸 聡
特任准教授
石丸 聡
特任准教授
東京大学大学院理学研究科に7年間助手として勤務した後、米国ロックフェラー研究所及び大阪バイオサイエンス研究所において、ポスドクとしてバイオサイエンスの研究に従事した。2005年から7年間は特許庁審査第三部生命工学で審査官としてバイオ及び食品の特許の審査を行った。1年半の特許事務所勤務を経て、2013年より医薬基盤研究所及び日本医療研究開発機構にてアカデミア発の創薬の支援業務を行った。2018年2月より、アステラス製薬の研究企画部門及び知財部門に勤務後、2021年10月から2年間は、東大医科研発の創薬ベンチャーのリボミックにて知財学術部長として勤務した。2023年10月よりイノベーション推進本部の知的資産部門にて知財業務に従事している。
九州大学理学部卒業。京都大学大学院修士課程修了。東京大学大学院にて博士(理学)を取得。弁理士。
戸谷 由布子
特任准教授
戸谷 由布子
特任准教授
2003年の弁護士登録後、特許訴訟その他知的財産権に関する紛争・業務を取り扱う法律事務所に勤務。その後、家族の難治性疾患の罹患・介護をきっかけに事務所を独立し、弁護士業務の傍ら医療系大学院に進学。自らの研究を通じて、知的財産やデータの取扱い・研究倫理など研究遂行の過程に生ずる各種問題を体感し、現在は、アカデミアの立場に立った知財支援に従事している。2014年から慶應義塾の知財関連の法律相談業務を担当。2018年に研究連携推進本部の特任准教授に就任。2023年4月から当部門に参画。
慶應義塾大学法学部法律学科卒業、帝京大学大学院・公衆衛生学研究科(公衆衛生大学院)修了、帝京大学医学部・衛生学公衆衛生学講座(博士課程)単位取得満期退学。弁護士・博士(医学)・公衆衛生学修士
新村 恵里
特任講師
新村 恵里
特任講師
国内製造業の知財部門で、約30年間、化学、ライフサイエンス、機械等の多岐にわたる分野の、知財権の創出及び活用、知財戦略の策定まで幅広い業務に携わり、中国駐在では中国知財の質向上や現地研究者への教育を進め、知財面からグローバルなビジネス展開に貢献した。2015年から3年余の他大学の知財業務を経て、2019年から慶應義塾大学の知的資産担当・専門員として、事業化を見据えた知財権の創出、JSTや特許庁の各種の支援事業を活用し、学内研究者及び大学発SUに対して手厚く支援することに加えて、大型のライセンスに繋げる等、大学のライフサイエンス分野の産学連携活動に大きく貢献した。2024年4月から現職。国際基督教大学教養学部理学科卒業。